田中文照堂 五代目店主

改正・種の保存法

田中文照堂です。


本日より「改正・種の保存法」が施行されます。
象牙製品(象牙印材)販売に関する、登録事業者の名称が「特別国際種事業者」という名称に変更されます。

もちろん、田中文照堂は本日、平成30年6月1日より、新しい名称での登録変更に対応済みです。

象牙許可証・2018年6月

ご安心して、象牙印鑑をお買い求めいただけます。

正規流通の「本物」のみの取り扱いですので、全ての象牙について【政府登録シール】が付属いたします。

上記、法改正への対応報告でございます。

印章と印影について

田中文照堂です。


毎日【手彫り】にて印鑑制作を行っているのですが、前から感じていた「はんこ屋」ならでは(?)の葛藤がありました。

田中文照堂が制作しているのは印鑑(はんこ、印章)であり、それが日本では個人認証のツールとして使用される以上「完成後の印鑑、印影をHPや日記、SNSに掲載出来ない」と言う事です。

完成後の印鑑をお見せしたほうが【手彫り印鑑】、【京印章】の良さを皆様によりお伝えできると思うのですが、それが出来ない、掲載出来るのは制作前の印材のみ、いわば「素材」しか掲載出来ないのです。

もちろん、お客様に承諾を得てから掲載するのは可能です。
でも実印や銀行印は聞くまでもなく「不可」でしょうし、仮に「認印だからいいよ」とおっしゃって頂いても、その後、しばらく後に銀行印や実印としてお使いになる可能性はある訳で、そう考えると「お客様に承認を得て」も結局はんこ屋のモラルとして掲載は出来ません。

何とか掲載できないものか、、と常に考えておりまして、一つ思い付いていたのは「日本に旅行で来られた外国人のお客様がお作りになる印鑑」です。
これならば、自国で個人認証に使われる可能性は「0%」ですし、お客様の承認さえ頂ければ掲載可能です。

でもこれにも問題がありまして、上記の外国人のお客様が「お土産」「記念」として購入される場合、殆どがお客様のお名前を「漢字に変換した」印鑑です。
例えば「マイケル→真意気流」などのようになりますが、こういう場合に使う漢字はいわば「当て字」になる訳で、普段我々日本人が姓名で使用する「漢字」(=印鑑で使用する漢字)とは違う、見慣れない漢字の組み合わせになる事がほとんどです。
そして文字数も殆どが4文字、5文字と多くなります。
なので、出来上がりの印鑑、印影を見ても、どうしてもいつもと違う「違和感」が先んじて、【作りの良さ】が伝えにくいのです。
【作りの良さ】とは何かと比較したときの、いわば【相対的な感覚】ですので、「お客様に比較物が無い」、「お客様が見慣れない」場合は伝わらないのは当然です。

唯一可能性として期待していたのが「日本人風な漢字を使用できるお名前の、旅行等で来日中の外国人のお客様の印鑑」の場合ですが、今回ついに叶いました。

ANNEさんという旅行で来日中のお客様で、読みは「アンネ」、使用した漢字は「杏音」です。

この漢字なら日本人のお客様が見てもそれほど違和感なく「はんこ」として見て頂き、お手持ちのはんこと比べて頂ければその良さがお伝えできそうです。

あとは御本人の承諾を頂くのみ、ですがうまく英語で説明出来るか・・という最難関がございましたが、無事に快く「OK」を頂き、掲載致します。

アンネ印1
Ms.ANNE→[杏音] 
13.5mm square BOXWOOD

13.5mm角の薩摩本柘の印鑑です。
四角の印鑑(角印)は、日本では何故かあまり個人使用されませんが、「実印」「銀行印」「認印」全てにおいて問題なく使用可能です。

印影は

アンネ印2
このような感じです。

以上、長くなりましたが、【手彫り印鑑】の良さがお伝えできていれば嬉しいです。

新しい印材の取り扱いを開始致しました。

 1850年の創業以来、田中文照堂では、特に【手彫り印鑑】の印材(材料)として、「薩摩本柘」、「黒水牛」、「オランダ水牛(牛角の純白)」、そして「象牙」の4種類を使用してきました。


 その理由としましては、「田中文照堂の手彫り印鑑」として、お客様にご納得をいただける「印材としての性能」を有するか否か、を考えると、上記4種類のみがその全てを満たす、と考えていたからです。

 新しい印材があると知ればすぐに取り寄せ、テストをする、といった事は日常的に行っているのですが、なかなか性能面で納得できる印材がなかった、というのが実情です。

 田中文照堂が印材に求める「性能」は以下になります。

■切削性、加工性・・・印刀による「手彫り」において、微細な加工に耐えうる性能を有するか。

■堅牢性・・・出来上がった形状を長期維持できる強度があるか。(=硬度)

■耐久性・・・長期の仕様に耐えうる性能を有するか。(=靭性)

■商品性・・・価格に見合う品質感、質感を有するか。

 上記性能を田中文照堂として納得できるレベルで有する印材として、前述の4種の印材を取り扱っていたのですが、話は数年前に戻ります。

 京都在住の外国人の方が来店されました。

 日本人の奥様との間にお子様(女の子)がお産まれになり、お子様の銀行印を作りたいとの事でした。

 名前に「楓」の文字が入っているので、どうしても「楓」の印材で作りたい、との事でした。

 前述の、現在、田中文照堂では「楓印材」を取り扱っていない旨をご説明して、最終的には「楓印材」を取り扱う他店舗をお薦めまでしたのですが、「どうしても田中文照堂で楓印材を手彫りして欲しい」「性能面の不安要素は全て了解する」と言われました。

 そこまで言っていただけるのであれば、こちらもお断りする理由はないので、印材業者より「楓印材」を取り寄せ、手彫りし、納品致しました。

 その時に「楓印材」を手彫りした感触が、以前にテストをした(楓印材は相当前にテスト済みでした)記憶と違っていたのです。
 以前のテストの記憶では、「柔らかすぎて強度面で心配」なイメージが強かったのですが、印材の加工技術に革新があったのか、とにかく感触が悪くなかったので、ふと思い、印材業者から今ある天然木の印材のテストサンプルを(テスト済みも含めて)全てもらい、全て手彫りし、実際に使用し、印材としての性能を数年間「再テスト」しておりました。

 ふと思い、というのは「印材の加工技術が以前のままとは限らない。我々印章彫刻士が毎日技術の向上に努めているように、彼らも職人なのだから、印材加工の分野でも公にしていない技術の向上があるはずだ。」と当たり前の内容なのですが、「以前にテスト済みだから」という考えは、技術の進歩に付いて行けていない証拠だとハッとしました。

 毎日技術の向上に努めているつもりでしたが、印材の知識の面で「前にそうだったから、今もそのはず」という考えになっていました。

 これでは時代の進歩に取り残されてしまいます。

 大いに反省しました。

 そしてその「再テスト」で、2018年、4種の印材が「合格」し、 田中文照堂160年ぶりの「新商品」となります、【楓】、【智頭杉】、【神楽ひのき】、【白檀】の4種類の印材の取り扱いを4月下旬より開始致しました。

木目比較

 木目は各印材で特徴があり、見た目の品質感は全てすごく高いです。

 白檀は香木としての材料と同じですので、あの「白檀の香り」がします。こういう付加価値も重要だと考えております。

 もちろん、印材としての品質は田中文照堂が保証致します。

 店頭取り扱いを開始したばかりですので、ネット販売の商品欄にまだ掲載出来ておりませんが、申し訳ありません。現在掲載作業中です。

 ご希望のお客様は、電話やeメールなどでお問い合わせ下さいませ。

 価格は【楓】は薩摩本柘と同等、【智頭杉】【神楽ひのき】は黒水牛と同等、【白檀】はオランダ水牛と同等、となります。

 少々高額な印材も含まれますが、それに見合う「価値」はございます。店頭では既に各種のご注文を頂いております。

 田中文照堂の手彫り印鑑の印材に、新たな仲間が加わったご報告でした。

 今後共、田中文照堂を宜しくお願い致します。

京都市伝統産業【未来の名匠】技の披露展 京都会場

おはようございます。 田中文照堂、店主の田中大晴です。 京都市伝統産業【未来の名匠】技の披露展、京都会場のご案内です。 

平成30年3月17日(土)~3月30日(金)、京都駅ビルインフォメーション前にて、 平成29年度に京都市より認定された【未来の名匠】の受賞作品が展示されます。 
前回の東京会場に次ぐ、2度目の開催になります。 京都市に於いて、伝統産業の技を磨き、そして伝承する職人の作品展になります。 私、田中文照堂店主の田中大晴も【未来の名匠】に認定していただきましたので、私の作品も展示されます。
未来の名匠 表

未来の名匠 裏

入場料は無料の展示会です。
私を含め、京都市の伝統産業の職人の入魂の作品、ご覧いただけましたら幸いです。

なお、当日は【販売】も行われますが、私の場合、販売作品が「手彫り印鑑」になります都合上、全て受注生産になります。
ですので、会場での【販売】はありませんがご了承下さいませ。
京都市上京区堀川今出川の実店舗はもちろん、電話、FAX、HPより、お問い合わせは随時受け付けておりますので、よろしくお願い致します。

2017年もあと少し。

2017年もあと少しとなりました。

2017年は昨日30日(土)まで年内納品の印鑑製作をしており、最後のお客の納品を済ませたのが20時過ぎ、そして本日は店の掃除、来年の営業準備を済ませ、先程一息つくことが出来ました。
皆様のおかげで、2017年は忙しく、バタバタと毎日が過ぎ、あっという間の大晦日になりました。
本当にありがとうございました。
心より御礼を申し上げます。
2017年は仕事は全般的に忙しく、12月には京都市より「未来の名匠」の認定を頂き、そして私事ではありますがクリスマスの日に17年間一緒だった愛猫を亡くし、最後の月に嬉しいことと悲しいことが一緒にやってきた、おそらく自分の歴史の中で記憶に残る年になりました。
私は44歳ですが、年を追うごとに大きな出来事が起こるようになってきたと思います。
今後も、「嬉しい」大きな出来事が起こるように、毎日を真面目に、手抜きなく積み重ねて行きたいと思います。
今後共、田中文照堂を宜しくお願い申し上げます。
最後に、今回は愛猫の写真を載せさせて頂きたいと思います。
17年間一緒に暮らした愛猫「ジジ」です。
クリスマスに逝ってしまいましたが、本当に優しい良い猫(子)でした。
17年間、一緒にいてくれてありがとうね。
ジジ

平成29年度「未来の名匠」認定式

非常に嬉しいお知らせになります。
平成29年12月19日、私、田中文照堂の店主、田中大晴が平成29年度 京都市伝統産業「未来の名匠」に認定されました。
書類選考、作品の提出、審査、プレゼンテーション、などを経て、今回の認定となりました。
今年は事前より「審査が厳しい」「申請者が多くて倍率が高い」・・など、あまり嬉しくない話を聞いており、結果発表までドキドキして過しておりました。
審査を勝ち抜くことが出来て、ホッとしております。
会場では京都市の門川大作市長より直接認定状(表彰状)を頂きました。
未来の名匠 認定式

今回の認定にあたり、京都府印章業協同組合の理事長、事務局の皆様には本当にお世話になりました。
また作品の製作では、京都印章技能士会の各先生方、先輩方にたくさんのご指導を頂きました。
この場をお借りしまして御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。

今回の作品は36mm角の薩摩本柘の印材に「永受嘉福」の4文字と波柄を彫刻しました。
永受嘉福

今後も更に良い印鑑を作ることが出来るように、出来る限り無駄なく、技術の上達を志していきます。

今後共、田中文照堂を宜しくお願い致します。

みやこの粋 京の技展 

田中文照堂です。

本日はイベントのお知らせです。

来る10月18日(水)~22日(日)、京都市上京区の西陣織会館にて開催される【みやこの粋 京の技展】にて、京都府印章業組合が「京印章製作の実演」「篆刻教室」を行います。

私、田中文照堂店主の田中大晴も、篆刻教室の先生として連日フル参加させていただくことになりました。
皆様、ご参加頂ければ幸いです。

また、販売ブースにおきましてはデザイナー冨岡映里さんのブランド、【the-teachers】のハンコ入れも販売致します。

イベント開催期間中も田中文照堂は通常営業しております。
篆刻教室開催時間中は私本人は店にはおりませんが、代わりのものが常駐致します。
また、「田中文照堂⇔西陣織会館」は徒歩1分程度の距離(店から見えております。)なので、駆け付けることも可能です。

どうぞ宜しくお願いいたします。

2017年 印章祈願祭

9月24日(日曜日)は、京都下鴨神社にて印章祈願祭が行われました。

主催は【京都府印章業協同組合】、もちろん弊店、田中文照堂も加入しており、また私は今期より同組合の理事でもあることから、大変重要な一日となりました。
京都府印章業協同組合では印章(印鑑)の製作販売も行っており、その中でも京都の手彫り印鑑製作技術の粋を集めて製作した印鑑が、【京の璽】(みやこのしるし)です。
印鑑本体からケースまでが特注制作の本当に美しい印鑑です。
そして、同組合の限られた人間にしか製作を許されておりません。
日本で一番美しい印鑑だと思います。
その展示ブースの責任者として、一日、京都の印鑑の歴史や印鑑製作の技術をお客様に説明させて頂きました。
写真でその素晴らしさがどこまでお伝えできるのか少々不安ではありますが、【京の璽】どうぞよろしくお願い致します。

京都府印章業協同組合総会

本日は、京都府印章業協同組合の総会です。

私、田中文照堂店主の田中大晴は、今期より、京都府印章業協同組合の理事に選出され、その大役を預かることとなりまして、新理事として出席致しました。
京都の、さらには日本の印章業界の発展に向けて、さらなる工夫、アイデアが必要な時代であると考えさせられました。
理事として、その名に恥じない「結果」を必ず出すべく精進致します。
今後共、田中文照堂を宜しくお願い致します。

店内ディスプレイの変更など

こんにちは。

田中文照堂です。

4月の繁忙期のバタバタが少し落ち着きましたので、店内のショーケース内の配置変更などを行いました。

弊店2代目、田中吉太郎が考案した「四柱推命」での姓名判断を考慮し、弊店発祥の書体でお作りする印鑑
店内写真4
(吉太郎の意向を尊重し、命名当時の「幸運印章」という
名前をそのまま使っておりますが、決して「占い的な物」ではありません。「四柱推命の吉数、空亡などを考慮して作る印鑑」と捉えていただければ間違いありません。詳しくはお問い合わせくださいませ。)

政府認定の象牙印鑑
店内写真2
最近は良質な印材が少なくなってきましたが、弊店では厳選した良質な印材を多数取り揃えております。(写真はディスプレイ用です。商品用は別途厳重に保管しております。)

落款印用の石印材など
店内写真3
これもディスプレイ用の一部です。在庫は各サイズ相当数ご用意しております。弊店では本場中国の「寿山石」と「青田石」を現地法人と直接取り引きの上、厳選して仕入れております。「ニセモノ」は一切ございませんのでご安心下さい。

お客様に見やすいように、よく見て頂けるように配置したつもりですが、改善点を見つけましたらすぐに変更し、より良い店舗づくりを継続していきます。

これからも田中文照堂を宜しくお願い致します。

店主


四柱推命 幸運印章
個人の印鑑
法人の印鑑

5000円以上の印鑑は5年保証

営業カレンダー
  • 今日
  • 定休日
  • 18時閉店日

土曜日は基本的に18時閉店ですが、延長営業も可能です。
詳しくはお問合せ下さいませ。

田中文照堂 五代目店主

田中文照堂 五代目店主
田中文照堂 五代目店主

田中文照堂、五代目の田中大晴と申します。 弊店のページをご覧いただき、本当にありがとうございます。 京印章の世界は奥が深く、先輩職人を見ながら切磋琢磨の毎日です。 皆様に良い印章をお届けできますように、より一層の努力をしていくつもりでおります。
田中文照堂をよろしくお願いいたします。
京都府印章業協同組合の理事でもあります。                

店長日記はこちら >>

ページトップへ